弓道の射型-胴造りについて

051270私は現役時代、よくこの胴造りで先輩や顧問から、ボロクソに言われたのを今でも覚えております。

「○○!!(私の名前)胴造りがぐらついているぞ」
「もっと臍に力をいれろ」
「何度いわせるんだ、いいかげん直せ」

もうあのころには戻りたくないですね。でも、こんな叱咤激励があったお陰で、私は成長することができた。と今では思うようにしております。

胴造りについて

余談はさておき本題に入ります。今回は射法八節で二つ目の動作である「胴造り」について解説していこうと思います。初心者の方は私の二の舞にならないように、しっかりと読んで参考にしてくださいね。

胴造りとは、足踏みで足を開いた後、弓の元弭を左膝の上に置き、右手を右腰にあてるこの動作の事をいいます。やっていることはすごく単純なので簡単にできそうに思えてしまいますが、そこが落とし穴なのです。

胴造りがおろそかになると一体なにが起こるのか。単刀直入にいうと「矢が的に当たらなくなる」のです。故に、指導者は口うるさく注意するわけです。

胴造りで意識するべきこと

では、胴造りでは何を意識すればいいのでしょうか。それは、初心者だとあまり馴染みの無い言葉だと思いますが「三重十文字」です。読んで時のごとく、体にある三つの横の線と一本の縦の線のことを、弓道ではこのように呼びます。

具体的にどこの線かというと「両肩、両腰、両足」の3本の線と「首、脊椎、腰、両足の先を結んだ線の中心」を結んだ垂直線のことです。わかりにくければ、人間の絵を描いて先ほど説明した部分に線を引いてみてください。そうすると、三重十文字ができると思います。

この三重十文字のバランスを意識しながらやることで、安定した胴造りを造ることができると思います。なので、ここでは初心者が胴造りを意識すると陥りやすいポイントを何点かあげます。

1首が前方にたおれる(物見が傾く)
2肩が上がる
3背中が反る
4踵に体重がのってしまう

予防策は?

上記のような状況に陥りやすいので、以下のように意識をして予防してください。

1天井からつりさげられているようなイメージを持ち体を床に対して垂直になるように意識する

2一つ一つの動作をするごとに深呼吸するなどをして、常にリラックスした状態にする

3前後に体幹を動かすときは、体全体で動かすようする

4足踏みの段階で、しっかりと母趾に体重をかけるように意識する

常に正しい射型のイメージを思い浮かべながら動作をしていくとこが、胴造りだけでなく他の動作においても大切になります。なので教本や動画をみるなどして、正しいイメージを知っておくようにしましょう。

よく弓を引きながら射型を模索する方を見かけますが、あれではかえって射型が乱れてしまう恐れがあるので、あまりおすすめしません。

胴造りの段階でしっかりと姿勢を整えたりやバランスを正しておくことが重要なのではないでしょうか。

2014年8月15日 コメントは受け付けていません。 弓道