弓道の射法-「離れ」から「残心」について

045947離れとは、読んで字のごとく矢を放つことですが、「残心」という言葉は初心者の方にはあまり馴染みがないものだと思います。

私が思うに残心とは「自分の射の姿そのものの」のことを指しているのだと思います。ここに自分の射のすべてが現れている、そう言っても過言では無いでしょう。

残心が重要な理由

理由としては射癖の多くは残心を見れば一目でわかることが多いからです。なので上手くいかなかったときには、離れを出した後すぐに次の矢をつがえるのではなく、自分の残心の形をよく見て、何がよくて何がダメだったのかを分析する必要があります。

またこの残心で自分の射の余韻を楽しむ、なんてのもいいと思います。そんな余韻を楽しめるような、心にゆとりをもった射を心がけることは、早気の予防にも繋がるので、あせらず丁寧に弓を引く努力をしましょう。

離れについて

ここまでは「残心」について語ってきましたが、ここからは残心の前に動作である「離れ」について開設していきます。

理想の離れとは「真っ直ぐ離れを出すこと」です。一見簡単そうに思えますが、これは非常に難しいのです。というのも離れのでる方向は会のときののびあっている方向によって決まってしまうからです。

ようするに会で真っ直ぐ正しい方向にのびあえていれば、真っ直ぐと離れがでますが、そうでないと「前離れ」「妻手離れ」「ゆるみ離れ」といった良くない離れになってしまいます。なので、このような離れが出てしまったときには、自分の会でのびあっている方向を確認してみてください。

私は現役時代「ゆるみ離れ」に悩まされてきました。でも上手く改善策を見出だすことができなかったので、最後まで改善できませんでした。しかし現実問題としてどんな離れを出しても当たるときは当たるのです。

そこで「まぁ当たったしいいか」となるか「こんな離れで当たってちゃだめだ」と考えるかによって、その後の競技人生を大きく左右するのではないかと、私は思います。

2014年8月16日 コメントは受け付けていません。 弓道