初心者・初級者のシニア女性を取り巻く現状-情報が少ない

066140「健康のため」「定年後に何か趣味を持ちたい」「テレビ番組で、脳の活性化に良いと聞いたから」など、動機はさまざまですが、今やどこの教室に行っても、シニアになってから卓球を始める女性がたくさんいます(本文中で「シニア」はおおむね60歳以上を指します)。

シニア女性が卓球を始める時の問題点

初心者・初級者のシニア女性に多く見られる傾向として、ボールを打つ力が弱く、全身を使えずに手だけで打ちになってしまい、足を動かせず、多くの練習量をこなせるだけの体力がないことがあげられます。このため一般に普及しているような練習方法が、シニアの女性にとって無理なことも多々あります。

その一方で、卓球に関する書籍や雑誌、ウェブサイトはたくさんあるのに、シニアに特化した情報は探してもなかなか見つからないのが現状です。

筆者もシニアの女性を相手にした練習に悩んで、ネット上で解決策を見つけようとしましたが、必要な情報が全く手に入らなかったことがあります。

卓球を楽しむシニアはたくさんいるし、卓球をしない人の中には「卓球はお年寄りがするスポーツ」というイメージを持っている人も少なくないので、現実と情報の間には大きなギャップがあるといえます。

これから取り上げること

このような問題意識に基づいて、ここでは10回にわたり、初心者・初級者のシニア女性の卓球について、筆者なりに気付いたことや感じたことを取り上げていきたいと思います。

なお筆者は60歳に満たない、いわゆる「現役世代」の女性で、卓球歴は約3年です。現在は週に1度卓球教室に通っているのに加えて、月に3回練習会に顔を出していて、これまでにたくさんのシニア女性に出会ってきました。

そこでの経験をお伝えできればと思います。