シニア女性には個人にあった卓球レッスンを

066140卓球教室で筆者と一緒だったDさん(70代)が、腰痛を理由にやめてしまいました。Dさんは1か月以上教室を休んでしまい、その上で出した結論ですが、仲間としては何とも残念なことです。

とはいえDさんがやめたことについては、本人の方にも教室の方にも要因があるような気がして、筆者なりにいろいろと考えさせられました。

本人の練習意識

まずDさん本人についてですが、プレーをしていて、とにかく足が動きません。特にフットワークの練習をしているときなど、Dさんは台の真ん中に立って、上体を左右に傾けたり手を伸ばしたりして、左右に散らされたボールに対応しているのです。これではフットワークの練習にならないし、腰に必要以上の負担がかかってしまいます。

なおDさんは、30代のころに交通事故で腰に大けがをしたことがありました。そのときはきちんと治療を受けたものの、年を取って影響が出てきたのかもしれません。このあたりについてもう少し両者で話し合いが必要だったと思います。

教室のメニューについて

次に教室についてですが、60~70代の初級者レベルの女性に合ったレッスンメニューをもっと工夫していれば、Dさんはやめなくて済んだかもしれません。筆者が通っている教室では生徒は女性のみ、その大半が60歳以上で、1回のレッスンの約半分をフットワークに充てています。しかしながら足の動かなくなったシニアの女性がフットワークの練習をする場合、指導者の側がよほど気を配らないと、Dさんのように体に負担をかけるだけで練習の効果が得られない、ということになりかねません。

他方で70~80代の生徒が多く通う別の教室では、足に無駄な力が入り、体にも無理が出るからという理由で、フットワークの練習をほとんどしないそうです。

筆者個人の意見として、現在通っている教室ではフットワークの練習を減らし、その代わりに難易度が低く、かつ実戦的な練習を増やすようにすれば、レッスン内容そのものも面白くなり、試合に対応しやすくなり、初級レベルのシニアの女性に合ったメニューになるのではないかと思います。