藤井システムの打ち方を解説!初心者には難しい?

90年代プロの間で対振り飛車には美濃囲い以上の堅さを誇る居飛車穴熊や左美濃が広まり、プロ間では四間飛車が下火になりました。

従来のノーマル四間飛車は玉を堅固に囲ってからカウンターを狙う戦法でありましたが、自分より堅く囲われてはカウンターを掛けても勝てないとなりました。

そこで誕生したのが藤井システムです。

棋士の藤井猛九段(当時六段)が編み出した戦法なのですが、これが将棋界を驚愕させ、1996年に将棋大賞「升田幸三賞」を受賞しました。

左辺で戦いが起こってお互い相手陣に駒を打ち込む戦い方は四間飛車側が堅さ負けするのだったら、
何も左辺で争う必要は無い、右辺で戦いを起こせばいいじゃないか。
左辺で先攻される前に右辺を攻めたい、だから右辺の駒を足早に盛り上げていく。
右辺で戦いが起こるのだから、戦場に近い右辺に囲うより居玉の方が安全。
よって居玉のまま右辺で開戦させる戦法。

といった戦法です。

この戦法の誕生は将棋界の革命であり、実際使ってみて攻めが上手く決まると相手のカッチカチの穴熊をボロボロ崩せるから快感です。

但しこの戦法は非常に難解で、攻めあぐねれば右辺で丸々損をしてしまうので初心者には指しづらいかもしれません。

私自身も相当回数藤井システムを指しているのですが、攻め急げば受けつぶされてしまうし、だからと言って慎重に成りすぎると右辺を突破されてしまうことがあります。

無条件に右辺が突破されれば居玉故あっという間に寄せられてゲームセットとなってしまいます。

個人的には藤井システムは決まればボロ勝ち、決まらなければボロ負けの諸刃の剣な戦法という印象です。

2014年8月3日 コメントは受け付けていません。 将棋の戦法