石田流三間飛車の対策と攻め方

039423現在プロ間ではゴキゲン中飛車に次いで良く指されている振り飛車戦法であるという印象です。

江戸時代の棋士石田検校が介した戦法ですが、驚くべきは石田検校は盲目で目が見えなかったという事です。

つまりは頭の中に盤があり、その中で試行錯誤を繰り返し発明したのでしょう、恐ろしい思考力の持ち主だったに違いありません。

プロでは久保利明九段や菅井竜也五段、戸辺誠六段などが得意としている戦法です。

石田流は3筋に振った後に3筋の位を取り、飛車を浮き飛車に構え飛車先交換を防ぎつつ、桂を跳ねて飛車の弱点である飛車のコビンを補いつつ、角を端角として配置する形を石田流本組といい、振り飛車理想の形と言われるほど攻守の守りが取れた形になり、三間飛車側はここから大駒の大捌きを狙います。

使ってみると分かりますが、本当にバランスのとれた陣形であらゆる攻めにも対抗が可能だと思います。

また、振り飛車は左桂の捌きが命と言われるほど左桂は重要で、他の戦法において左桂をスムーズに捌くことが出来れば大抵勝てますが、如何せん自陣奥深くにあることが多く、捌くのは至難の業です。

その点石田流は既に跳ねた形の為、攻守に使いやすく、また、一段跳ねているため捌き易くなっています。恐らく振り飛車に於いて左桂がもっともイキイキする戦法だと思います。

相手が3筋の歩交換を嫌い浮き飛車に構えた場合は端角でなく、57角型にしましょう。狙いは角筋で間接的に飛車を睨むことにあります。

飛先を突いて角筋を飛車に直通させつつ歩成りを狙う手は効果絶大です。同飛と取れば同飛で捌けて満足、飛車が逃げれば歩を成って大満足、同歩は角で飛車を取ってゲームセットです。

捌きやすく、攻守のバランスが取れている石田流は一瞬は最強戦法のように思えますが、実際使ってみると難解な局面に陥るケースが多く、生半可な力では指しこなせません。

2014年8月3日 コメントは受け付けていません。 将棋の戦法