ゴキゲン中飛車のメリット・デメリットと相振りについて

a1180_008696現在将棋を嗜む人ならばほとんどの方が知っている戦法だろうと思います。この戦法の名前を初めて知った時は誰もが驚いたと思います。

「ゴキゲンって何?」そう思われたでしょう。

戦法名の由来は、ゴキゲン中飛車を用いて高い勝率を誇った近藤正和六段のいつもニコニコと機嫌の良い人柄をとって「ゴキゲン中飛車」になったみたいです。

従来の中飛車は角道を止めて守勢に出る展開が多かったのですが、ゴキゲン中飛車は角道を止めずに戦うスタイルのいわゆる現代振り飛車と言われる戦法です。

この戦法は選択次第では中盤をすっ飛ばして一気に終盤に突入する変化を含んでおり、じっくり指したい人にとっては不満かも知れません。

メリットは?

メリットとしては角道を開けている分、振り飛車側から積極的に動けることであり、攻めが好きな振り飛車党には石田流三間飛車と並んで人気の戦法です。

棋士の戸辺誠さんは先手ならば三間飛車、後手ならばゴキゲン中飛車を指す、と仰るほどのゴキゲン中飛車好きです。

デメリットは?

デメリットとして飛車が5筋にいる分右辺に堅く囲えないことで、どうしても片美濃や木村美濃、片銀冠のような金銀2枚の囲いに成りがちですが裏を返せば左金が右辺で利用できるため、隙のない陣形が出来る為メリットと捉える人も居るかもしれません。

最近は振り飛車で有りながら玉を右辺で穴熊に囲う中飛車左穴熊と言う戦法も出てきたみたいで、玉の薄さ対策は進んでいるみたいです。

私は実は薄い玉は気にならない性質でして、玉を囲いに囲っていざ開戦というよりかは、薄い囲いを柔軟に使うのが好きです。

相振りについて

相手方も飛車を振る可能性が常にあり、相振り飛車の将棋になった場合には5筋の飛車は相手の玉への影響力が相対的に下がってしまう為、相振り飛車の時には向かい飛車や三間飛車といった相手玉に近い振り飛車が好んで採用されがちです。

相振り飛車におけるゴキゲン中飛車は無くは無いのですが、やはり玉に遠い中飛車より向かい飛車や三間飛車を採用しがちです。

振り飛車党の私にとっては相振り飛車の定跡研究が進み、相振り時の中飛車が立派な戦法になり、選択可能な戦法の数が増える事を願うばかりです。

2014年8月3日 コメントは受け付けていません。 将棋の戦法