相振り飛車の基本と囲いについて

039423読んで字の如く両者が振り飛車を選択した際の戦型です。

相振り飛車が得意だからとって好きに選択できるわけではなく、相手が飛車を振らないことには絶対にこの戦型には成りません。

プロ間では大抵は振り飛車党同士の対局で現れる戦型であり、振り飛車党よりも居飛車党の人数が多い現在の将棋界では相居飛車や対抗型に比べあまり目にすることがありません。

プロの間で指される頻度が少ないだけあって定跡量も些か少なく手さぐりの将棋に成りがちです。個人的には相居飛車に比べ相振り飛車の方が好みです。

振り飛車にも向かい飛車・三間飛車・四間飛車・中飛車がありますが、とりわけ相振り飛車では向かい飛車と三間飛車が多く指されていて、特に三間飛車と向かい飛車の勝負が多いです。

理由は相手玉に対する距離で、居飛車振り飛車対抗型の場合は初めに飛車サイドで縦の攻め合いがあり、その後相手陣に打ち込み攻め合う横の戦いにシフトしますが、居飛車相振り飛車は縦の攻めなので玉に近い向かい飛車、三間飛車が得と考える人が多いのです。

四間飛車や中飛車もないわけではありませんが、如何せん玉から遠いのでスピード負けすることが多そうです。

相振り飛車の囲いについて

囲いは意外と多様で、列挙するならば、金無双・右矢倉・美濃囲い・穴熊等があり、細別すれば沢山のレパートリーが存在します。

相振り飛車でまず挙げられる囲いである金無双は昔の相振り飛車戦では良く見られるポピュラーな囲いでしたが、現在は壁銀形で玉が極端に狭いことと、上部からの攻めにも側面からの攻めにも脆い事もあり、主流とは言い難い囲いです。

美濃囲いは現在プロアマ共にもっとも指されている相振り戦時の囲いだと思います。高美濃囲いに囲うこともありますが大抵は本美濃囲いで戦う事が多いみたいです。

つぎに穴熊囲いですが、採用数は極端に少ないです。

何故なら穴熊の最大の利点、戦場からの遠さが無い為、囲うための無駄に掛かる手数のデメリットのみが残ります。しかし採用されない訳ではなく、稀に採用されることもあります。

次に右矢倉ですが、相振り飛車に於いてもっとも理想的な囲いは右矢倉だと考えます、相居飛車でも採用される矢倉は上部からの攻めに相当強く、また、柔軟性もあり相手の攻めを往なす事も可能です。

私が一番お勧めしたい形は右へこみ矢倉です、こんな名称の囲いが有るのかは知りませんが、へこみ矢倉を右辺に築城したものです。両者角筋が玉に直通していないためへこみ矢倉の方が飛車を自陣に打たれた際、あっさり潰される心配がありません。

2014年8月3日 コメントは受け付けていません。 将棋の戦法